2005年07月02日

3つ星「ARZAK」(アルサック)

今日は一緒に旅をしている友達の最終日(明日、私より一足早く日本に帰ります)とあって、盛り沢山の一日でした。
今日から7月入りで、サンセバスチャンのほとんどの店はセールに入りました。ロエベアドルフォ・ドミンゲス、アルゼンチンのマッジオ&ロゼット、その他、地元のお店をチェック、チェック。
cathその後、カテドラル(大聖堂)にて気分を落ち着かせ、ランチは昨日に引き続きの3つ星巡りでアルサック(ARZAK)に行ってきました。
場所が定かではなかったため、行きはタクシーでした。しかし、お昼時とあって、タクシーは全然捉まりません。遅れることを電話でお店に告げて、更にタクシーを待ちました。今回の旅行では携帯を持っていったのですが、何かと役に立ってくれました。30分弱遅れてやっとお店に着きました。
ちなみに、バスの場合は14番及び、24番で行くことが出来ます。最寄のバス停はアルサックの住所にもなっている、「Alto de Mirakruz」です。バス停からレストランは1分以内です。バスの路線図及び、時刻表は街中のトゥーリスト・インフォメーション(Alameda de Boulevard沿いにあります)でもらうことが出来ます。バス路線がとっても整備されているので、手に入れることを是非、お勧めします。
arzakアルサックの外観はピンクの建物でとってもかわいかったです。さすが老舗の3つ星ですね。店内は満席でした。私達が通されたのは、2階の一番奥の壁側の席でした。一見だから仕方がないですが、この席って多分、店の中で一番悪い席だったように思われました。トイレはすぐ横、そして、斜め後ろには1階の厨房につながる階段があり、お店の人がひっきりなしで行き来をしています。古いつくりだからか、そのたびに床が揺れるのです。落ち着いて料理が食べれるのか、とっても不安でした。
お料理はデギュスタシオン・コース(106ユーロ)をオーダーすることにしました。ワインは、昨日のマルティン・ベラサテギでいただいたCAVAがとっても美味しかったので、ボトルでCAVAをいただこうと決めていました。どっぷりしたソムリエに濃厚なCAVA(Torello Gran Reserva、43ユーロ)を選んでもらって、さっそくテイスティング・・・。リセルバのヴィンテージではありましたが、あまにりさっぱりした味わいでがっかりでした。ソムリエに意思疎通が出来ていなかったのかなぁ・・・
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さて、お料理です。
アミューズは色々と出てきました。結局、お料理の中で、これが一番美味しかったかも。
前菜1は「Clips De Cogollos Con Melon」。中にくるまれていたのはメロン。下にひかれているのはレタスかな(?)の中心にある柔らかい部分。かなりクタクタ状態。
前菜2は2つからの選択でしたが、オーダーをとってくれた方の薦めで、2つを少しづつ出してくれることになりました。そして、まず出てきたのが海老です。「Carabineros En Cesped」ってことなので、この緑は芝生をイメージしていたようです。
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そして、次はポーチドエッグ(Flor de Huevo y Tartufo)が出てくるはずが・・・、魚が出てきました。あれ?ちなみに魚は(黄色い)アンコウでした(Rape Amarillo)。
前菜を少しづつどちらも出してくれるというのは、私の聞き間違いだったのかとも思いましたが、お店の方に聞いてみることに。英語が出来るマネージャーさんを捕まえるのに苦労しましたが、事の成り行きを説明したところ、今度はテーブルをサービスする女性が、「ポーチドエッグは既に出した。」と言うじゃないですか。これには頭きました!いくら混んでいるからと言って、出したものを間違えるなんて。本気で言ってるのか嘘をついているのか、きれいな人なのに、その表情の無い顔からは判断することが出来ませんでした。どうにかしなくてはと思い、デジカメで撮っていた料理を全て見せて、ポーチドエッグが無いことを説明して納得してもらいました。
とは言うものの、食べ始めた魚はそのままです。
そして、次は既に用意が出来ていたからでしょうか、メインの鳩(Pichon Con Cera De Colmena)がやってきました。これって出す順序は関係無しとお店側が認めているようなものですよね。
「ポーチドエッグを出した」と間違ったことを言ったサービスの女性や店側からは、なんの謝りの言葉もありませんでした。その話は忘れたかのように、淡々と鴨の説明をしていました。
それにプラスして、かちんときていることがありました。それは私の料理と友達の料理を全て反対にサーブすることです。前菜の時点で、間違っていますよと言ったのに、次にサーブする時もやっぱり間違えたまんま。なんで「尋ねる」ということができないのでしょう。
がっかりするやら、悔しいやらで、我慢していた涙がついに出てきてしまいました。(私は怒ると直ぐに泣いてしまうのです)。ダッシュでトイレに入って、出るだけ涙を出しました。
そして、テーブルに戻りました。さすがにトイレに入る前に手をつけていなかった鴨の料理は一旦下げられて、再度、温かい状態でサーブしてくれました。そんな当たり前のことさえ、これだけのことがあると、出来るのねとびっくりでした。
そしてメインの後に、忘れられていたポーチド・エッグがきました。食べて思いましたが、やっぱりこれって最後に食べるものじゃないですよ。ちゃんと順番通りに食べたかった。
ar8ar9気を取り直して、デザートです。1つ目がチョコレートのデザート、2つ目がベリーのデザートでした。ベリーのデザートは真ん中のグラスにドライアイスが入っていて、ソースをかけるとしゅわしゅわ〜と泡が出てくる仕組みになっていました。面白いかったけど、ちょっといけてないかも。
総評ですが、お料理は無難に美味しかったです。ただ、私が想像していた老舗の料理ではなく、中途半端に今を追いかけているように思われました。
サービスについては、ポーチドエッグ事件もありましたし、席の後ろで待っている時には鼻をほじっていたこともあり、プロ意識があるのか疑わざるをえませんでした。ソムリエもグラスにカヴァが無くなっても、なかなか気づいてくれずお構いなし。3つ星とは到底思えるものではありませんでした。サービスの質とは関係ありませんが、アルサックではソムリエを除いて、サービスをする方は全て女性でした。召使いみたいな格好をしていました。
私達の隣では、若い男性3人がテーブルを囲んでいました。そして最初から最後まで当然のようにタバコを吸っていました。これもがっかりでしたが、話の内容からどうやらその中の1人はスーシェフの息子だったようです。テーブルにはシェフのお嬢さんのエレナさんがひっきりなしに訪れて、料理は新作も含め魅力的なものばっかりが出ていました。それを見てる私達って・・・寂しすぎました。

唯一救いだったのは、1階のレジのお姉さんがとってもいい人だったことです。そして、最後に話をすることが出来たエレナさんも、気さくでとてもいい人だったことです(本日お父さんはバルセロナに行っていて不在でした)。
一回行っただけで評価を決めつけてしまうのは難しいところだと思います。それで全てを見たわけではないですもんね。こんな思いをしましたが、もう一回は行ってみようかと思っています。

「ARZAK」
Avda. Alcalde Jose Elosegui, 273
20015 Donostia / San Sebastian
TEL: 943 278 465 / 943 285 593
日曜夜、月、火休

chiggy at 07:39 │Comments(5)TrackBack(0)この記事をクリップ! ボルドー・バスクの旅(2005年6・7月)  | バスク(海外)

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この記事へのコメント

1. Posted by BlogPetの「むくJr.」    2005年07月02日 11:19
前菜やサンセバスチャンや、夕日などなっちゃいましたが
むくJr.たちが、珍しくないのです大西洋とかレストランとかを散歩しなかったの?


2. Posted by Edu    2005年09月05日 01:34
楽しみにされてたレストランでの食事で、そりゃあないだろうな…って展開でしたね。

アルサックは地元でも有名な老舗レストランだけど、店内で働く社員教育までは手が回らないのでしょうか…?なんか残念ですね。

今度行かれる時は、(これに懲りずに是非お越しくださいね。)もっとプロ意識のある人が対応してくれたらいいのになぁ、と願わずにはいられません。
3. Posted by もっこす    2005年09月05日 02:07
日本企業の飛行機に乗ったとたん、あ〜日本だって思いますし、帰独時、外国籍の飛行機に乗ったとたん、あ〜外国だ、、。

サービスとかはずれた時のショックは大きいです。
老舗でその対応は残念としか言いようがありませんね。
4. Posted by Chiggy    2005年09月05日 03:06
Eduさん、お久しぶりです!
懐かしいわ〜。
アルサックは辛口で言っちゃうと、老舗すぎて何があってもきっとミシュラン3つ星からは下がんないんだろうなあって思いました。
シェフはすごくいい人で、決して驕ってる様には見えなかったのね。けど、勘違いしてる底辺の人まで指導が行き届いてなければ、誤解されてもしかたないよね。

もちろん、またバスクには行きたいと思ってます。
来年頭にでも行くかもしれません。(まだ計画段階だけどね)
5. Posted by Chiggy    2005年09月05日 03:13
もっこすさん、
そうなんです、3つ星でこれはないでしょって感想です。
謝らないのは文化の差かもしれませんね。
後は私の思い込みもあるかもしれないけど、それを覆すものが何もなかったから仕方ないです。

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